歯みがきのはなし
6月に入って、スカッと晴れの日がすくないですが、東金市田間のさが歯科は元気一杯診療しております。
さて、あまり本業の「歯」についての記事がないさが歯科ブログですが、たまには「歯」の話をさせていただきたいと思います。
先日、患者さんから、「先生、歯みがきは一日3回、食後3分以内に3分するのが、いいんだよね?」という質問をいただきました。
実はこれ、医学的根拠があまりありません。以前、国民に歯みがき習慣を定着させるために覚えやすくつくられた標語なのだそうです。
では、歯みがきは1日何回すればよいのかというと・・・・・・・実は、1回でいいのです!!
その理由を説明するには「バイオフィルム」というものについてお話しする必要があります。
バイオフィルムとは、むし歯菌が自分を守るために作り出す、粘着力のつよいバリアーです。困ったことに人間にはこのバリアーを破壊する能力がありません。むし歯菌はこのバイオフィルムの中でヌクヌクと増殖し、排泄物として酸をだします。この酸が歯を溶かし虫歯をつくるのです。
しつこくやっかいなバイオフィルムですが、むし歯菌がバイオフィルムを作るまでには18時間かかります。そこでバイオフィルムができる前にお口の中のプラーク(歯垢ともいう、最近のかたまり)をしっかりと取り除きましょう。むし歯菌に活躍の機会を与えないよう先制攻撃をくらわせるのです!
バイオフィルムがつくられるまで18時間・・・つまり、歯ブラシを1日1回丁寧にブラッシングするだけでも、かなりのむし歯予防効果が得られるのです。また、プラークには歯周病菌もひそんでいますので、歯周病の予防にも効果的です。
もう一つ、重要なことを^^
歯の形は複雑で、歯ブラシが届かないところがどんな人にも必ずあります。そこで、磨けるところは自分でみがき、3~4か月(間があいても6ヶ月に一度!)は、残ってしまったバイオフィルムを歯科医院で除去し、お口の中をリセットすることが大切です。
最後は、宣伝のようになってすいませんが、歯には歯ブラシの毛先よりも細い溝があったり、直接、歯を見ることができなかったりで個人で完全にプラークを除去することはほぼ不可能にちかいのです^^;ですから、とれないところは専門家にまかせていただけると幸いです。
ところで・・・・毎食後、一日3回歯みがきするはいけないというわけではありませんので、みがける方はドンドンみがいてください。ただし、力を入れ過ぎて歯を傷つけないようにしてくださいね。
以上、最後までお付き合いありがとうございましたm(__)m


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